久保建英はマジョルカの攻撃を支配した。高い技術が凝縮された3得点、武者修行する3人が残留のキーマンに

久保建英はマジョルカの攻撃を支配した。高い技術が凝縮された3得点、武者修行する3人が残留のキーマンに

リーガエスパニョーラ第25節、レアル・ベティス対マジョルカが現地時間21日に行われ、3-3で引き分けた。この試合で6試合ぶりの先発出場となった久保建英は3得点すべてに絡み、1得点1アシストとチームをけん引した。残留を目指すチームの中で久保が大きな役割を担うことが、この試合で証明された。(文:加藤健一)

引用以上。

 

多くの日本人の期待を背負った久保であるが、マジョルカへ移籍して以降思うように結果を残す事ができなかった。久保のプレイを見れば他の選手との違いに誰もが気が付くはずだと思うが、世界最強のリヴァプールへ行って挑戦している南野と逆の現象が起こっており、周囲のチームメイトと久保の才能に開きがあるため、監督も選手たちも上手く久保を使えずにチーム自体も結果を残せずにいた。そのため久保の先発出場は6試合ぶりとなり、久保自身のコンディションの波もあったかと思うが最近は出番さえ満足に与えられずにいたところでの1G1Aだった。

今回の試合は6試合ぶりの先発出場となったが、マジョルカの攻撃はほぼ久保が支配していたと言って良い印象を持つ事ができるほどの活躍だった。常に果敢にチャンスメイクにチャレンジする久保の調子だけでマジョルカの戦績は今後も大幅に変わって行く事になるだろう。すでにマジョルカの中心選手として司令塔の役割を認められるのも時間の問題であるかのように思う。順調に成長しているかのように見える久保であるが、彼のファンは早く別のチームへ移籍して欲しいと願っているようだ。もう少しレベルの高い選手が集まったチームであれば、久保の出したパスをさばける選手も増え、久保に正確にパスを出す選手の質も高まり、結果久保が活躍できるからである。ひと昔前にプレミアリーグのレスターシティに岡崎が所属していた頃、レスターは奇跡の優勝を遂げてミラクルレスターと言われたが、今のマジョルカが優勝するには、それより遥かに高いハードルがあるように感じる。であれば、ファンから見れば、久保の優勝を望むのは当然である事からも、マジョルカよりもう少し優勝に絡めるチームに移籍してもらいたいと願うものである。

今回の試合で上手く結果を残せたため、次の試合でも恐らく先発出場をするだろうとは思うものの、素直に喜べないファンが多いのではないだろうか。