モハメド・サラー スパイク アディダス エックス 18.1

リヴァプールの一番の得点源であるモハメドサラーです。リバプールの攻撃陣はサラー、マネ、フィルミーノという順で得点を取っていますが、マネはディフェンスをしっかり意識しており、フィルミーノはゲームメイクを考えたプレーで、唯一サラーだけは得点しか考えていないという印象がある選手です。ディフェンスを全く気にしていないわけでもないのですが、マネやフィルミーノと比較すると、この二人よりさらに攻撃特化した鋭利な刀のような攻撃力のある選手です。この選手もマネと同じようにとにかく足が速いので、相手からすればサラーにだけはスルーパスを通されてはいけないと対策をしてきているでしょう。ムスリムであるため髭を伸ばしてるので若干年齢を感じる見た目ですが、まだまだ若い選手。足の速さとボールタッチの柔らかさとスルーパスをもらう飛び出しのタイミングと、ゴールの嗅覚、どれをとっても世界トップレベルの選手です。メッシやロナウドのように足技能力が飛びぬけて高いわけではなく、とにかく早いというタイプの選手です。サッカーゲームなどでも非常に人気のある選手で、メッシやロナウドよりも分かり易い形で能力が高いため好きな方は多いのではないでしょうか。若干個人技に走りチームワークを無視しているように見える場合もありますが、それがむしろ良い点であったりもします。以前に日本の長友と対戦した頃は、見事に長友に完封されているのですが、そこからさらに成長したサラーを見た長友は、彼のをバケモノだと比喩しました。リヴァプールの左の鈍器のような攻撃をするマネ、右の鋭い刀で斬りつけるような攻撃をするサラー、その二人を非常に上手く使いこなし、自らもゴールを奪うフィルミーノ、リヴァプールの3トップはこのように印象のある選手によって成り立っています。